Yakumo residence2021.12.03 [WORKS]

① お客様との出会い、ご挨拶。

小学校4年生と1年生のお子さんがいらっしゃる40代のアーティストご夫妻からのマンションリノベーション(新規にご引越)のご依頼です。
ご夫妻が長い間思い描いていた理想のお暮らしと住まいをかたちにするために、リラックスした雰囲気の中でゆっくりと趣味のクラシックカーや料理のお話、その他にもご家族の色々なお話を伺います。そのようなさりげない会話の中でご家族の大事にしていることや感性などを理解しようと心掛け、また、おおよそのご予算やご希望のスケジュールなどもお知らせ頂きます。そして、現在のお住まいの今後の活用や売却についても不動産コンサルトさんとご一緒にアドバイスさせていただきます。
※ご予算は税抜3000 万円、完成まで6ヶ月という設定でスタートです。
※また、弊事務所の設計監理料は総工事費の10%(着手金1%、基本設計料2%、実施設計料4%、現場監理料3%)です。

② 第一回目の打ち合わせ

ご夫妻が長年書き貯めてこられた新しい住まいに関するメモや参考写真、雑誌などを共有させて頂き、それぞれについて確認と質問させて頂きながらスケッチを描いて具体的にイメージを共有しました。リラックスした雰囲気で、世間話の延長のようなかたちで行い、時々お話が色々な方向に広がったりして、そういうのが実は大事なのです。
※第一回目お打合せ後に、着手金として暫定予算3000万円の 1%のご精算(30 万円)。


③ 最初のご提案(想いをかたちに)

第一回目のお打合後、試案としての平面レイアウトと3D モデル&動画、実物素材サンプルなどを準備します。
建築は立体空間なので、3Dモデルにできる限りの情報を集約させ検証します。
様々なことに向き合う辛い作業ではありますが、それでも一番大きいのは「楽しい」という気持ちです。
そして、その後は提案内容をご説明。モットーは専門用語を用いず、分かりやすく丁寧に。
お客様の意見を伺いながらディスカッションを重ね、理想の住まい空間へ近づけていきます。





④ 基本設計:(間取りや主要な要素)の確定

数回の打ち合わせを重ねていく中で例えばキッチン、お風呂、トイレなどの水回りは状況に応じて専門コンサルタントなどにご協力して頂きます。今回は代官山のCUCINA社にキッチン計画のサポートをして頂き、ショールームでキッチン構成、調理設備、収納、仕上素材等を検討していき、建築との取り合いも調整します。お風呂に関しては、マンションなので(造作も可能でありますが)防水などの安心面からユニットバスを採用し、キッチン同様に数社のショールームで実際に使い勝手や質感を確認しながら選定していきました。こうして各種専門会社に協力して頂いたキッチン、ユニットバス、トイレなどの概算見積とリノベーションの全体コスト検証を行い、予算に合っているか確認します。あるいはご希望の計画内容に合わせて予算を再調整していくこともあります。この段階で基本設計の完成です。
※基本設計料金として暫定予算3000万円の 2%のご精算(60 万円)。プロジェクトスタートから2ヶ月。


⑤ 実施設計:各部の詳細打ち合わせとデザイン最終化

ご家族の集まるスペースであるリビングやダイニング、みんなでワイワイ使う多目的テーブルコーナー、家の外とつながる大事な顔になる玄関空間、洗濯などのユーティリティ、寝室、各種収納、洗面、家具、照明などの細かい部分の打ち合わせを行います。仕上素材についても 現物カットサンプルで構成されたマテリアルボードでバランスをみるだけでなく、3D モデルに取り込んで精度の高いシミュレーションを行います。お客様が最大限イメージできるように状況に合わせてプレゼンテーションの方法を考えます。全ての図面がまとまりましたらご一緒に内容を確認して頂き、実施設計図を一式整えます。
※実施設計料金として暫定予算3000万円の 4%のご精算(120 万円)。プロジェクトスタートから3.5ヶ月。



⑥工事の見積&内容精査&工事契約

今回の工事をお願いするべく、数社の工事会社を施主にご推薦致します。推薦基準に関しては、技術力、現場からの距離、経営状況、人柄などを考慮致します。各社に図面を配布し補足事項を説明して工事見積を依頼し、2~3週間で見積書、工程表、支払条件の提案を頂きます。設計内容通りに見積されているか、単価と工程が適切か、工事完成後もメンテナンスなどで良好なコミュニケーションを築くことができそうか、など判断していきます。工事見積書が予算よりも高い場合は、設計内容通りに作るための工夫や効率化などを図ったり、設計内容を調整したり、また工事金額そのものを調整したりするVE(VALUE ENGINEERING バリューエンジニアリング)という時間を設けて、設計内容と工事費を改めて最終化します。それらが確定したら、施主と工事会社の間で工事請負契約を結び、弊事務所も設計業務から監理業務へと移行していくので、この工事契約に立合います。


⑦着工

いよいよ工事が始まります。まずは既存建築の解体から始まり、一旦きれいにスケルトンにして建物躯体状況をチェックします。また、改修工事の場合は図面と現況寸法が違うことがありますので、設計図面通りに工事を進められるかどうか施工者と共に検証します。現場寸法が違う場合はどこの寸法を優先するか検討してから、レーザーで墨出しをして重要な壁や設備などの位置を確定していきます。


⑧工事

全体の墨出しが終わったら、基本的には天井の設備や配管などの設置に取り掛かり、続いて壁、床と上から段々下に降りていく考え方で工事を進めていきます。それらの素地(そじ)が整ったら、水回りの設備や造作家具などを設置し、内装仕上を行い、最後に照明器具やアクセサリー(タオルバーや小物)を取り付けます。そして、試運転を行いクリーニングします。



⑨完成お引渡し

施工者による自己検査、監理者による設計検査を行ってから、施主による検査を行います。そして工事の是正が必要である部分を改善して(おおよそ数日~1週間)、いよいよお引渡しとなります。
※監理料金として暫定予算3000万円の 3%のご請求(90 万円)。プロジェクトスタートから5ヶ月。